Vol.6 家事を手伝ってくれる娘と使うキッチン収納

今年、小学生になった娘は学校から帰って来ると、私の家事を手伝ってくれるようになった。
これまでは、甘えん坊でわがままだったのに、自分から片付けや料理をしてくれる。学校であったことや、新しく出来た友達のことを話をしながらする家事は、私にとっても楽しい時間。

まだ娘にとっては、カウンターやシンクは高いので、洗い物をしていても洋服は濡れてしまうし、料理の時には、小麦粉で真っ白に。
それでも、一緒にパンを作ったり、サラダの盛り付けをするのが楽しいらしい。

もちろん、食器棚の高い位置のものは危ないので、出し入れは十分に注意が必要だし、無理にはさせてはいない。
そんな、娘に合わせて収納するものの位置を変えたりしながら工夫していたけれど、いい機会だからキッチンの収納を見直してみることにした。

その気になって、メーカーのカタログを見てみると便利な機能がついたおしゃれなキッチン収納に目移りがして、なかなか決められない。
特にサイズが迷う。
もちろん今の娘に合うサイズはないのは当然。
私にとっても使いにくい。

娘はすぐに成長するから、まずは私のサイズに合ったものを探してみるが、意外とサイズが合わない。
そこで、オーダーメイドで作るキッチン収納を調べてみると、思っていたほど難しくないみたい。やっぱりサイズは細かく調整ができるし、色や素材も好きなものが選べるのは楽しい。
食器や大きなもの、重たいものは下の方に収納できるように設計してもらった。
高い位置の収納スペースは、あまり使わないもの用にした。

完成したオーダーメイドのキッチン収納は、引き出しに食器を収納できるので、娘と一緒に食器を選べるし、出し入れも簡単になった。
カウンターの高さも少しだけ低めにしたので、娘も料理がしやすいようだ。
優秀な助手がいるので、一緒に新しいレシピに挑戦してみよう。

※物語はフィクションです。また、写真はイメージです。